巨大な人工物で由来が謎、さらに山頂にあるのに”船”というネーミングに惹かれまして、いぜんから行ってみたいと思っていた遺跡です。
あまり観光地としては有名でないのかひっそりしていましたが異様な大岩はかなりのインパクトでした。
いちばん有力視されている由来は、「古墳の石室」説です。加工の途中で岩に亀裂が入ってしまい、失敗作ということで放棄されたんではないかという説。実際に岩船の近所の古墳は岩船と同じ花崗岩を繰り抜いてW石室でつくられています。
奈良ではないですが同じような巨石がご神体として祀られた神社(生石神社)が兵庫県にあり、そちらも途中で放棄されあ石室ではないかという説もあるようでそちらもまた行ってみたいと思っています。
これだけ特殊な岩だと、しめ縄か何かかけて祀っていても良いように思うんですが、何故かこの岩船は打ち捨てられたという感じで何もされず藪の中にあり、古代の廃墟感が漂っていました。
- 藪の中に突然岩船!
- 幅11.0m✕奥行8.0m高さ4.7m台形
- 片方だけ水が溜まっている
- ノミの跡が残る足元
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